動物看護師のあれそれ

動物看護師として必要なことはたくさん!

ペットといる時間は少なくなる

動物看護師というと、動物が好きな人がなる職業だと思います。

 

そして、動物が好きな人と言うことはワンちゃんやネコちゃんといったペットを飼っている方も多くいらっしゃると思います。

 

ところで、動物看護師の仕事は急患が来たり、容体が急に悪化したりと、普通の看護師と同じようなところもあります。

 

そうすると、もちろん自分のシフト外の労働時間は長くなりますし、シフト制なので夜勤などもあります。

 

何が言いたいのかというと、自分のペットと過ごせる時間が短くなる事もあるということです。

 

夜勤の場合には、帰った時にペットが寝ているということもあるでしょう。

 

また、疲れて構う余裕が無くなるという場合もあるようです。

 

いずれにせよ、自分の可愛いペットに愛情を注ぐ時間が減るという事は事実として存在しています。

 

もしも自分のペットのことを最優先に考えて、ついでに他の動物のことも助けてあげたい程度ならこの仕事を選ぶ事はおすすめ出来ません。

 

ですがもし、それでも動物看護師になりたいと思える方はこの仕事にチャレンジしてほしいと思います。

 

動物看護師になる

動物看護師のやりがい

動物看護師を目指す人の大半は動物が大好きという思いがあるのではないでしょうか?

 

ですが、動物看護師は見た目以上にタフでないとやって行くのは難しいでしょう。

 

動物が好きという気持ちは何よりも必要ですが、それだけではやはりやっていけません。

 

だから動物看護師として働いていく中で何かやりがいのようなものを見つけるといいでしょう。

 

やりがいがなければどの仕事でもやっていくのは難しいです。

 

また、やりがいは人によって違います。

 

ある動物看護師は、弱っている動物の検査をしてどのような病気なのかを見つけてあがられる自分にやりがいを感じるといっていました。

 

他には、手術時に獣医の一歩先を読んでサポートできた時という人や、今まで甲斐甲斐しく世話をしていた動物が元気になり、動物病院から退院していく瞬間だという人や飼い主さんに「ありがとう」を言われた瞬間など様々です。

 

あなたのやりがいを見つけてそのやりがいのために仕事を頑張るのもいいのではないでしょうか?

専門学校時代の勉強が大切

動物看護師を目指す人のほとんどは動物系専門学校に進学していると思います。

 

専門学校では動物看護師として医療関係のことを多く学ぶため、覚えることが山ほどあります。

 

この時点で挫折感を覚える人もいるようですが、ここを乗り越えられないと将来動物看護師となるのは難しいでしょう。

 

「え?動物看護師は医療面は手が出せないんじゃないの?」

 

と、少し動物看護師について調べたことがある人なら思うかもしれません。

 

確かに動物看護師は医療行為はできませんが、獣医の指示で簡単な処置をやったり、手術の補助、検査をしたりします。

 

このような作業には医療系の知識は必要不可欠です。

 

動物看護師はサポート側かもしれませんが、サポートする人だって何も知識がない状態では満足いくサポートなんてできません。

 

動物看護師として立派なサポートをするためには専門学校でどれだけ勉強して知識を叩き込むかにかかっています。

専門学校時代は実習に行こう

専門学校では実習が必須であると思います。

 

この実習は休まず全ていくようにしましょう。

 

また、可能なようなら夏休みなどの長期の休みなどを使ってどんどん動物病院に実習に行くことを勧めます。

 

就職してしまったら他の動物病院のことなんて知ることはできません。

 

専門学校の学生であり、実習生だからこそ色々な動物病院があなたのことを受け入れてくれるんです。

 

動物病院によって雰囲気などは様々です。

 

そのためたくさん実習に行くということはあたなにとっていい経験となるでしょう。

 

褒められたり怒られたりするでしょう。

 

でも、どれもこれも真摯に受け止めましょう。

 

それらが将来あなたが動物看護師として仕事をする際の糧になります。

 

現場で働いたことがあるというのは就職後の動物病院でも重宝されるでしょう。

 

何よりも経験値がモノをいう職業ですからね。

 

もちろん医療の知識も必要不可欠です。

 

いくら医療の知識があっても実践がない人は動くことができません。

 

どちらが動物病院の人間から求められるかは一目瞭然だと思います。

 

コミュニケーションが不可欠な動物看護師

動物看護師にコミュニケーション能力は必要不可欠です。

 

動物看護師とはいう名前ではありますが、決して動物だけを相手にしているわけではありません。

 

動物は会話ができませんからね。

 

どこかの具合が悪くても痛くても言葉にすることはできません。

 

そうすると詳しい事情を聞けるのは飼い主さんだけです。

 

ここでコミュニケーション能力が問われます。

 

飼い主さんの気持ちに立ち、その上でスマートに必要な情報だけを聞かなければいけません。

 

また、中にはパニックを起こして動物病院に来る飼い主さんもいます。

 

例えどのような状況だとしてもあなたまで冷静さを欠かしてはいけません。

 

日々、色々な飼い主さんが動物病院を訪れます。

 

どのような飼い主さんでもあなた自身がうまく飼い主さんに合わせていく必要があるでしょう。

 

これは、コミュニケーション能力がある人でも最初の内は苦労するでしょう。

 

コミュニケーション能力に自信がない人は就職前に積極的に人との接点を持っておくといいのではないでしょうか?

イベントを開いて交流を!

動物病院にくる動物たちは基本的に怯えている子がほとんどです。

 

そのような子達を診察中押さえ込んでおくのはとても難しいですし、体力を使います。小型犬ならいいですが、大型犬だと…。

 

ね、わかってもらえますよね?このようなことをなるべく回避するためにある動物病院では簡単なイベントを開催しているらしいです。

 

イベントというほど大それたものではないですが、交流会のようなものですね。

 

病院は辛くて痛いところだと犬が覚えてしまうともうだめです。

 

常に暴れるかもしれません。

 

だから、病院で交流会のような簡易的なイベントをすれば病院は楽しい場所でもあると認識してくれます。

 

すると、動物病院に来ても尻尾を振ったり診察台に自分から乗ったりと前向きな動物たちが増えます。

 

そうすると動物看護師の負担も減りますし、飼い主さんとも交流ができるのでとてもいいイベントだと思います。